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2007年JAF中部・近畿ラリー選手権 第1戦 姫路工大ラリー 

 今年で37回目になる、近畿地区では最も伝統のある姫路工大ラリーが、4月21日JAF中部・近畿ラリー選手権の開幕戦として開催されました。


 私にとってこのラリーは、27年前に19歳の時、ラリーを始めて2度目に出場した感慨深いラリーであり、当時の兵庫県立姫路工業大学自動車部のOBの方も今でもこのラリーに係わっていらっしゃいます。実は、この姫路工業大学は2004年に兵庫県立大学という名称に変わったのですが、ラリーの名称としての姫工大は伝統が長く多くの人に親しまれてきたので、当面は「姫路工大ラリー」という名称を使うと聞いています。


 そして、今回このラリーに審査委員としてラリーに参加しました。審査委員会とは、国内競技規則によると、競技規則についての施行について最高権能を持つとされていますが、要するに競技会が規則に則って開催されているか確認することが、主な仕事です。ラリーの場合、他のモータースポーツ競技と異なり、現場がHQ(大会本部)からは見えませんので、審査委員会は現場に出向き、コースの設定状況や競技役員の配置や仕事の内容が適切か見て回ることも多くありますが、決して粗捜しをしているのではありません。少しでも、ラリーの運営が良くなるようサポートすることが最も重要な仕事です。


 今回のラリーの概要は、兵庫県神崎郡神河町にあるグリーンエコー笠形をスタート&ゴールとした、トータル距離約180kmの第2種アベレージラリーで、2ステージで7箇所約42kmの舗装SSが設定されていた。


 昨年の中部・近畿ラリー選手権は、新城ラリーの60台を筆頭にコンスタントに40台以上のエントリーがあったが、昨年の上位選手が全日本選手権への転向や、その他諸般の事情で欠場が相次ぎチャレンジクラスを含めても37台とやや低調となった。


 特に、Cクラス(1601~3000cc)は2台しか申し込みがなく不成立となった、そのため2年連続のCクラスチャンピオンを目指していたDC2に乗る香川選手にとっては、出鼻をくじかれた形になってしまった。昨年2位の大西選手は、今年は既に車を手放しラリー活動を休止するということである。


 一方、新たな参加選手もあった。主なところでは、元中部地区チャンピオンで、全日本選手権でもADVAN/KYBチームで活躍した菅野正之選手やラリージャパンに出場する為の実績作りでアルトで出場した関根康生選手、さらに昨年の全日本選手権シンフォニーラリーでJN2クラス3位を獲得した大倉聡選手らがDクラスのインプレッサにステップアップして中部・近畿地区戦に復帰してきた。


 競技の方は、それらの復帰選手が明暗を分ける形となった、波乱はまずDクラスで発生した。


 ゼッケン2番北村/豊田組が、SS1のスタートでいきなり右後ドライブシャフトを折ってしまったのだ。北村選手は、SS1、2、3と3輪しか駆動が掛からない上、いつリヤデフが壊れてロックするかも知れないという恐怖を感じながら、慎重に走り切りサービスポイントまで戻って来た。しかし、慎重に走ったとは言え1ステトップの小山/井村組に7秒遅れという好位置につけながらスペアパーツが無く、止むなくサービスポイントでリタイヤ届けを提出した。
 そのSS1で、ベストタイムを獲得したのは、インプレッサに乗換えたばかりの大倉/保井組であった。しかし、続くSS2で大倉/保井組は、フィニッシュ目前でコースオフし、右フロントショックアブソーバーがもぎ取れてしまい、コース上で立ち往生してしまった。これにより、BクラスはSS2の走行は中止され、全車同タイムを与えられることとなった。
 大倉選手のリタイヤにより、浮上したは、小山/井村組で、その後全てのSSをベストタイムをマークし初戦を制した。続いて新城ラリーで福永修選手のラリージャパン仕様のランサーエボ8を借りて出場するも、マシントラブルでリタイヤし本領が発揮できなかった高山/河野組が、得意のエボ1を操り、コンスタントにまとめ2位を獲得、3位には、北村選手や大倉選手と同じLUCKカラーのインプレッサを駆る蒲生/前田組が入った。


 Bクラスは、昨年の新城ラリーでクラス8位という不甲斐ない成績にショックを受けた菅野/御領組がシーズンオフの間に車を煮詰め、他を寄せ付けない異次元のタイムで自身12年ぶりというBクラス優勝を果たした。なお、表彰後菅野選手に「何故、また復帰したの?」と聞いたところ「新城ラリーに出るためですよ」という、意外ですが非常に嬉しい答えが返って来た。
 一方、2位争いは、熾烈を極めました。柴田/加藤組・久米/阿部組・中井/進組は、一進一退の攻防の結果3秒差で柴田/加藤組が2位を獲得し、久米/阿部組と中井/進組は同タイムで全てのSSを上がるも、減点の二乗和の差で久米/阿部組が3位を獲得した。


Aクラスは、1ステ4秒差で、リハビリ中の関根/加納組が一歩リードするもSS6で驚異の走りをした里/藤戸組が大逆転をした達成した。
3位には、コンスタントに走りきった西村/伊藤組が入った。


2007年JAF中部・近畿ラリー選手権第1戦第37回姫路工大ラリー結果
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Dクラス入賞者      Bクラス入賞者      Aクラス入賞者
しょぼいカメラなので、暗くなってしまいましたゴメンナサイ。m(_ _)m


第37回姫路工大ラリー最終結果
順位 ドライバー/ナビゲーター  型式  減点 選手権P
D-1 小山哲司/井村直己  CP9A  2153  20
D-2 高山仁/河野洋志   CD9A  2167  15
D-3 蒲生裕一/前田健吾  GDB  2255  12
D-4 高田敬蔵/佐土原慶一 CP9A  2266  10
D-5 徳能大輔/濱野崇   GC8  2272   8
D-6 村上健/内野稔秀   CP9A  2285   6
D-7 那須文章/塩谷大地  CT9A  2296   4
D-8 樋口宏/松浦好晃   CE9A  2299   3
D-9 豊田信寿/千崎浩一  CT9A  2364   2


B-1 菅野正之/御領親幸  CJ4A   2230  20
B-2 柴田哲郎/加藤勝義  AE111  2290  15
B-3 久米浩介/阿部与志広 CJ4A   2293  12
B-4 中井育真/進政範   CJ4A   2293  10
B-5 山村浩三/内田園美  AE111  2313   8
B-6 福島徳也/門井賢吾  CJ4A   2343   6
B-7 高岸隆光/荻久保博幸 EK9    2353   4
B-8 岡所次郎/中居肇   AE111  2365   3
B-9 荒井純司/田中篤志  CJ4A   2383   2
B-10 村田正成/浦雅史   M312S  2445   1
B-11 出口博之/成願喬則  EK4    2462   0


A-1 里貴之/藤戸栄司   GA2    2414  20
A-2 関根康生/加納宏樹  HB21S  2427  15
A-3 西村修/伊藤亮    GA2    2446  12
A-4 浅田知彦/安村肇   NCP10  2454  10
A-5 岩井謙治/丹羽貴裕  EP82   2456   8
A-6 坂口知洋/清水卓也  GA2    2475   6
A-7 川村貴宣/中村真人  M101S  2588   4


チャレンジC-1 田邉亘/黒木崇史  CN9A  2226
チャレンジB-1 三谷信也/田浩一 DC2   2333
チャレンジB-2 岸本芳昭/岩橋邦広 EK9   2481
チャレンジB-3 山崎英夫/井口昌広 EG6   2597
チャレンジA-1 完山起尚/白水順一 GA2   2516


今後の2007年JAF中部・近畿ラリー選手権日程
第2戦 6/2-3   京都 WHITE
第3戦 6/23-24 富山 AND
第4戦 8/25-26 兵庫 SHINDAI
第5戦 10/6-7  愛知 SHIROKIYA
第6戦 11/3-4  京都 HARD

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[2007/04/23 01:34] ローカルラリー | TB(0) | CM(1)

近畿ラリー広場

こちらにも詳しいレポートがございますので、是非ご覧ください。懐かしい過去のPDの記事も掲載されています。

http://www.geocities.jp/kinki_rally_division/hitac07repo.htm
[2007/04/25 08:54] 競技長 [ 編集 ]

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