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2008年全日本ラリー選手権スーパー1500 

 先日ブログに書きましたが、8月10日公示された2008年全日本ラリー選手権規定
http://www.jaf.or.jp/msports/msinfo/image/ms_news179.pdf
で、来年から新たに規定されたJN1.5クラス(通称:スーパー1500)およびRF車両についての問い合わせが、数多く寄せられておりますので、簡単に解説したいと思います。


1.制定の背景
 2002年に、それまでの国内のラリー車両規則を大幅に見直し、国際ルールから大きくかけ離れていた車両規則を、FIAグループN規定に近づけることによって、来るラリージャパン開催に向けて、国内選手と海外の選手の垣根を下げ、国内ラリーのレベルアップを狙うものであったが、この改正以降の国内選手の活躍を見る限り、当初の見込みどおりの一定の成果があったと見ることができます。
 しかし、一方で車両の製作コストが上昇し、ラリーにかかる経費が高騰し、これまで入門モータースポーツとしてのラリーの参加者が、年々減少し、その結果、主催者の運営コスト及び人的負担が大きくなり、主催クラブの数も減少傾向にあることも事実です。
 その上、2000年以降、各自動車メーカーがモータースポーツに適しているスポーツモデルを極端に減らした為、新しいラリー車のベースは300万円以上する高価な車しかなくなってしまいました。
 かつて、ラリーが盛んな時代は、それに適したリーズナブルな価格のベースモデルが必ず存在していましたが、近年若者の車離れが深刻で殆どの車は運転が楽なAT専用車となってしまい、200万円以下で買えるMT車は、税制面で有利な1500ccしか存在しなくなってきています。しかし、従来のクラス区分では、1500ccは、1600ccと同じクラスとなり、モータースポーツをするために1500cc車を買う人はいませんでした。
 そこで、まずは新しい車で車両製作をする可能性のある全日本ラリーで1500ccのクラスを設けることによって、やがて地方のラリーにも波及させ、買い替えの進まなかった地方の選手にも新たにリーズナブルな価格でラリーができる選択肢を見せ、ラリー全体の活性化につなげることが目的です。
 もちろん、今回の車両規則は、2008年までとされているRB車両に代わるものではありますが、あくまでもロールゲージ等の安全面で、RJ車両より劣るため、様々な観点から検討した結果、全日本選手権では、車両重量が軽く、スピードが低い1500ccの2輪駆動に限定していますので、将来他のクラスでもRF車両が認められることを示唆しているものではありません。
 また、2008年については、既に既定のJN-1~JN-4までのクラス区分は決まっていたので、今回新規参入クラスとしてスーパー1500を追加設定する形となりました。2009年以降については、現時点では未定ですが、スーパー1500については、当然継続されるものと思われます。
 
2.スーパー1500の狙い
 参加選手の減少により、全日本選手権と言えども選考基準が低くなり、その結果、全日本ラリーを頂点とするヒエラルキーが崩れつつあります。また、コスト面や車両規則の問題で地方選手で全日本選手権にスポット挑戦する選手も減っており、全日本と地方がかけ離れた存在になってきています。
 そこで、比較的リーズナブルなコストで参加できるクラスを全日本に設けることにより、全日本に参加する機会を増やし、登竜門的クラスの役割を持たせ、再び失ったヒエラルキーを取り戻す。
 また、現在トップカテゴリー(JN-4)以外、古い車のオンパレードになっている全日本ラリーに、多くの現行生産車を呼び込むことにより、メーカー系や新たなパーツ開発を積極的に行う部品メーカー系の参入を促すことができ、その結果、ラリー全体を活性化させることが狙いです。


3.RF車両とは?
 スーパー1500クラスに参加できる車両は、RN車両、RJ車両、RF車両の排気量1400ccを超え1500cc以下の2輪駆動車とされていますが、まずRN車両はFIA公認車両でなければならないので、実際には存在しません。次にRJ車両は、JAF登録車両をベースにしなければいけません。しかし、このクラスにおけるJAF登録車両でこのクラス区分に該当する車両はトヨタヴィッツ(NCP91)、マツダデミオ(DY5W)、マツダアクセラ(ZY-VE)、三菱コルト(Z23A)、スバルインプレッサワゴン(GG2)、スバルインプレッサ(GD2)、スズキスイフト(HT81S)のみです。
 一方、RF車両は、ベース車は1500ccならばJAF登録車両でなくてもOKです。改造の範囲は、ロールゲージ、消火器および最低重量の要件と、安全の為ドアの材質変更(軽量化部品への変更)が認められないことが規定されているだけで、その他は、道路運送法の保安基準に適合し、陸運局に登録された車両ということで、改造車検を受けた車も含みますので、事実上最も改造範囲が広いとも言えますし、保安基準の範囲でチューニングパーツを使用することも可能だと思います。
 最低重量は、決まっていますので軽量化には限度がありますが、まずます戦闘能力の高い車に改造することも可能で、改造車検さえ受ければATをMTに交換することも可能でしょう。
 そのため、もしかしたら、和製スーパー2000のような車両も出現するかもしれません。


4.地方選手権との関係
 2008年より各地区にて、独自に1500ccクラスを設けたり、RF車両で参加できるように規定できることになっています。
 ちなみに、中部・近畿地区では


Aクラス:~1500cc
Bクラス:1501cc~3000cc
Cクラス:3001cc~


の3つのクラス区分に変更することが検討されています。
 もし、このクラス区分になると、スーパー1500規定で製作した車両は、中部・近畿地区選手権JMRCシリーズ戦および全日本選手権両方に同じ車両で参加することが可能となります。
 (この件をJAFに確認したところ、正式に回答があり、2008年については、RF車両はJAF地方選手権の表彰対象にはならないそうです。しかし、ラリーそのものへの出場は特別規則に記載されていれば可能で、JMRC等でRF車両を表彰対象とすることは問題ないそうです)


5.考えられるベース車両は?
(平成10年アイドル規制適合車 型式=GF- 以降のMT設定車)
候補車両一覧表を示しますが、ブログのプログラムの関係で随分下の方になっています(^_^;)





























































































































/



メーカー



車名



グレード(代表)



型式



重量



最高出力



最大トルク





マツダ



デミオ 



15C 



DBA-DE5FS



980kg



113ps/6000rpm



14.3kg・m/4000rpm





三菱



コルト



1.5C



ABA-Z23A



990kg



105ps/6000rpm



14.4kg・m/4000rpm





ホンダ



フィット



1.5A



 DBA-GD3



990kg 



110ps/5800rpm  



14.6kg・m/4800rpm





トヨタ



 ヴィッツ



1.5RS



DBA-NCP91 



1030kg 



110ps/6000rpm



14.4kg・m/4400rpm





トヨタ



 プロボックス



1.5DX



 CBE-NCP51V



1030kg



109ps/6000rpm



14.4kg・m/4200rpm



 旧



 マツダ



 デミオ



1.5カジュアル



DBA-DY5W 



1070kg 



113ps/6000rpm  



14.3kg・m/4000rpm




トヨタ ヴィッツ 1.5RS  UA-NCP13  940kg  109ps/6000rpm  14.4kg・m/4200rpm

 旧



トヨタ



プラッツ



1.5F



UA-NCP12



920kg 



109ps/6000rpm



14.4kg・m/4200rpm



 旧



スズキ



 スイフト



1.5スポーツ



TA-HT81S 



930kg 



115ps/6400rpm



14.6kg・m/4100rpm



 旧



ホンダ



シビック



 1.5VTi



 GF-EK3



1020kg  



130ps/7000rpmm 



 14.2kg・m/5300rpm



 旧



マツダ



 デミオ



 1.5GL



GF-DW5W 



970kg 



100ps/6000rpm  



13.0kg・m/4500rpm  




グレードをクリックするとカタログにリンクしています。

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[2007/08/20 01:09] 全日本ラリー | TB(0) | CM(0)

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