ラリージャパン2008のコースに夕張市が含まれることが朝日新聞の記事に書かれているのを見つけました。
http://www.asahi.com/national/update/0514/HOK200805140001.html 以前から、希望的観測や噂で聞いたことはあったのですが、私が新聞記事として見たのはこれが初めてです。
実は、夕張と言えばラリージャパンが始まるずっと以前の80年代〜90年代に、ラリージャパンの主催者AG−MSC北海道が全日本ラリー選手権「ノースアタックラリー」を夕張市を中心に開催していたことがあり、私もコ・ドライバーとして、初開催の時から何度も出場した経験があります。
そして、最終SSであと数kmまでぶっちぎりのTOPを走行していて、些細なことからリタイヤし優勝を逃してしまったことや、リバースゼッケンで暫定1位のSS最終走行しセレモニアルフィニッシュを経験したりした大変思い出深い場所です。
その後、ラリーは日高、占冠、新得地区へ舞台が移りやがてインター格式となって十勝に定着しました。
一方、夕張はというと
メロンこそ全国区で有名になりましたが、私にとってはラリーの町という印象が強かったのです。しかし、ラリーの世界ではすっかり忘れ去られてしまい、その後夕張市が全国で初めて財政再建団体となり、違った意味で超有名になってしまいました。
全国の人の涙を誘い有名になった「夕張の手作り成人式」の会場もTVで良く見てみると、私が初めて参加した「ノースアタック」のHQであった「ホテル・シューパロ」ではないですか!
私は、そのニュースを見たとき違う意味で涙が出てきた記憶があります。
それ以来、私も新城という町の地域活性化にラリーがお役に立ったという経験から、この夕張もラリージャパンという世界の舞台に使われることにより、再び活気が蘇ってくれたらいいなと考えていましたが、それが今年本当に実現するのですね。
今年のラリージャパンは、札幌ドームのスーパーSSが大きな話題になっていますが、私はそれにも増して、夕張市がラリージャパンのステージになったことが、とても嬉しく思います。
2009年のラリージャパンは、一旦お休みになることが決まっています。今年を見逃すと2年間日本でWRCが見られませんので、観戦するかどうか迷われている方は見て損はしませんから是非観戦されることをお勧めします。
そして、どのステージに行こうかと悩まれておられましたら、是非夕張市に行きましょう。 たとえSSが見れなくてもリエゾン観戦を夕張市でなんてすごく素敵だと思いませんか?
私は、一応オフィシャルのお手伝いをさせていただく予定なので、観戦には行けませんが、WRカーが夕張の街を多くの市民の皆様に歓迎されて通過する姿が今から目に浮かびます。
360kmを走って、0.3秒差!マーカス・グロンホルム僅差の勝利
高速ターマックのラリー・ドイチェランドから2週間のインターバルを置いて、ドイツから見れば地球の裏側に当たるニュージーランドに舞台を移し、シリーズ後半の山場となるラリー・ニュージーランドが開催された。
ラリー・ニュージーランドは、フィンランドを凌ぐと言われてる高速グラベルのラリーで、WRCとしては超高速のラリーが3戦続くことになり、ドライバーにとってもチームやマシンにとっても厳しい展開が続く。
ニュージーランドは、南半球に位置しますが日本と気候が似ており、農業や畜産業が盛んな国として日本にとって馴染みの深い国です。ちなみに、日本でもポピュラーな果物のキーウィフルーツの原産国でもあります。ニュージーランドでは、ニュージランド人の事をKiwiと自ら言います。つまり、キーウィフルーツとは、ニュージランドのフルーツという意味なのです。
また、日本では観光の国としても有名で、多くの日本人がニュージーランドを訪れています。その結果、ラリージャパンを除いて日本人エントラントが多いラリーとしても知られています。今回も、併催のPWRC登録組の新井選手、奴田原選手、鎌田選手の他5組の日本人がエントリーしている。
WRC総合ランキングでは、前回のラリー・ドイチェランドで久々に優勝し、後半戦に望みをつないだシトロエンのセバスチャン・ローブが、磐石の態勢で首位を走るマーカス・グロンホルムを追走することが出来るかに焦点が絞られてきた。しかし、このニュージランドは、マーカス・グロンホルムにとって非常に相性のいいラリーで、過去5勝している。但し、セバスチャン・ローブもこのラリーで優勝した実績もあり両者一歩も譲らない展開となることが予想される。
一方、PWRCでは、現在首位を走る2005年PWRCチャンピオンの新井選手は、アイルランドをスキップするためライバルより残り試合数が1つ少ないことに加え、コ・ドライバーであるトニー・サーカム選手の母国でもあることから何としても上位でフィニッシュしたいところだ。
ラリーの展開で、トップ争いは予想通りマーカス・グロンホルムとセバスチャン・ローブの一騎打ちの様相で進み、結局18SS、総距離で約360kmを走り、0.3秒という稀に見る接戦でグロンホルムが勝利した。これで、俄然チャンピオン争いはグロンホルムに有利な展開となった訳であるが、もしかしたら、この0.3秒が、今年のチャンピオンの座を分ける大きな差になるのかも知れない。
そして、さらにドラマチックな展開が待っていたのはPWRCだった。現在ポイントランキングトップの新井選手は、この1週間前、選手として出場した奴田原選手と同様全日本ラリー第8戦FMSC久留米〜吉野ヶ里マウンテンラリーにゲストとして福岡県久留米市に居たのだ。そして、このブログでお伝えしたとおり、メディアの方が負傷するという事故のあったSSにも取材のため現地にいたのだが、このNZラリーに出場するため、一足先に九州を後にしており、新井選手はニュージーランドに着いても日本のラリーのことを心配していた、とニュージーランドから電話をくれた方が話していました。
しかし、新井選手のラリーは順調には進まなかった。なんとSS4でパンクをしてしまい、レグ1終了時点で11位まで落ちてしまい、誰もが新井選手のニュージーランドラリーは終わったと思っていたかも知れません。しかし、新井選手は全く諦めることなく、攻めて攻めて攻めまくり、奇跡の逆転劇で優勝を飾りました。これで、チャンピオン競争でも俄然有利な展開となりました。今回の新井選手の逆転優勝は、先週の事故で暗い話題の多かったラリー界にとっては久々の大きな明るい話題となったことは間違いないでしょう。一方、奴田原選手は一時4位まで浮上したものの最終的には、5位でのフィニッシュとなった。次回の、PWRCの舞台は、いよいよ十勝地方で最後の開催となることが濃厚なラリージャパンとなる。
2007 Rally New Zealand Final Classification
Pos Driver(Nat) Co-Driver(Nat) Cl. Pos Vehicle Vehicle Diff.
1 Marcus GRONHOLM(FIN) Timo RAUTIANEN(FIN) A8-1 Ford Focus RS WRC 07 3:52:53.9
2 Sebastien LOEB(F) Daniel ELENA(F) A8-2 Citroen C4 +0:00.3
3 Mikko HIRVONEN(FIN) Jarmo LEHTINEN(FIN) A8-3 Ford Focus RS WRC 07 +1:42.5
4 Chris ATKINSON(AUS) Stephane PREVOT(B) A8-4 Subaru Impreza WRC 2006 +0:49.5
5 Jari-Matti LATVALA(FIN) Mikka ANTTILA(FIN) A8-5 Ford Focus RS WRC 06 +0:04.6
6 Daniel SORDO(E) Marc MARTI(E) A8-6 Citroen C4 +1:05.1
7 Petter SOLBERG(N) Phillip MILLS(GB) A8-7 Subaru Impreza WRC 2006 +0:12.7
8 Urmo AAVA(EE) Kuldar SIKK(EE) A8-8 Mitsubishi Lancer WRC +5:21.6
9 Henning SOLBERG(N) Cato MENKERUD(N) A8-9 Ford Focus RS WRC 06 +0:38.3
10 Matthew WILSON(GB) Michael ORR(GB) A8-10 Ford Focus RS WRC 06 +0:25.3
11 Federico VILLAGRA(RA) Jorge Perez COMPANC(RA) A8-11 Ford Focus RS WRC 06 +5:57.8
12 Manfred STOHL(A) Llka MINOR(A) A8-12 Citroen Xsara WRC +0:33.3
13 Toshihiro ARAI(J) Tony SIRCOMBE(NZ) N4-1 Subaru Impreza WRX STi +3:50.9
14 Niall MCSHEA(GB) Gordon NOBLE(GB) N4-2 Subaru Impreza WRX STi +0:02.6
15 Richard MASON(NZ) Sara RANDALL(NZ) N4-3 Subaru Impreza WRX STi +1:07.6
16 Gabriel POZZO(RA) Daniel STILLO(RA) N4-4 Mitsubishi Lancer EVO IX +0:02.9
17 Fumio NUTAHARA(J) Daniel BARRITT(GB) N4-5 Mitsubishi Lancer EVO IX +0:06.8
18 Armindo ARAUJO(P) Miguel RAMALHO(P) N4-6 Mitsubishi Lancer Evo IX +0:20.3
19 Juho HANNINEN(FIN) Mikko MARKKULA(FIN) N4-7 Mitsubishi Lancer EVO IX +0:30.9
20 Sam MURRAY(NZ) Rob RYAN(NZ) N4-8 Subaru Impreza WRX STi +0:16.3
21 Alister MCRAE(GB) Erin KYLE(NZ) N4-9 Mitsubishi Lancer EVO IX +0:10.1
22 Martin RAUAM(EE) Kristo KRAAG(EE) N4-10 Mitsubishi Lancer EVO IX +0:01.9
23 Luis Perez COMPANC(RA) Jose Maria VOLTA(RA) A8-13 Ford Focus RS WRC 06 +0:26.5
24 Brett MARTIN(NZ) Grant MARRA(NZ) N4-11 Mitsubishi Lancer EVO IX +1:32.7
25 Fabio FRISIERO(I) Simone SCATTOLIN(I) N4-12 Mitsubishi Lancer EVO IX +1:01.9
26 Andrej JEREB(SLO) Miran KACIN(SLO) N4-13 Mitsubishi Lancer EVO IX +3:06.9
27 Malcolm STEWART(NZ) Mike FLETCHER(NZ) A8-14 Mitsubishi Lancer EVO 6.5 +1:04.1
28 Evgeniy VERTUNOV(RIS) Georgy TROSHKIN(RIS) N4-14 Subaru Impreza WRC STi +1:48.3
29 Patrick MALLEY(NZ) Raymond BENNETT(NZ) N4-15 Mitsubishi Lancer EVO IX +0:14.0
30 Misfer AL-MARRI(QA) Chris PATTERSON(GB) N4-16 Subaru Impreza WRX STi +2:14.9
31 Kirsty NELSON(NZ) Michele BRUNT(NZ) N4-17 Subaru Impreza WRX +0:31.9
32 Glenn INKSTER(NZ) Glenn GOLDRING(NZ) A8-15 Mitsubishi Lancer EVO 6.5 +0:04.7
33 Emma GILMOUR(NZ) Glenn MACNEALL(AUS) N4-18 Subaru Impreza WRX STi +0:01.3
34 Amjad FARRAH(HJK) Nicola ARENA(I) N4-19 Mitsubishi Lancer EVO IX +1:04.2
35 Stewart TAYLOR(NZ) Warwick SEARLE(NZ) N4-20 Mitsubishi Lancer EVO IX +0:21.9
36 Mirco BALDACCI(RSM) Giovanni AGNESE(I) N4-21 Subaru Impreza WRX STi +0:55.3
37 Dylan TURNER(NZ) Sandeep BANSAL(NZ) N4-22 Mitsubishi Lancer EVO IX +0:10.2
38 Masahiro NAKAJIMA(J) Naoki KUROSAKI(J) N4-23 Subaru Impreza WRX STi +0:11.2
39 Kevin SHAW(IRL) Toni FEAVER(NZ) A8-16 Mitsubishi Lancer EVO +0:33.7
40 Subhan AKSA(RI) Hendrik MBOI(RI) N4-24 Mitsubishi Lancer EVO +0:34.0
41 Loris BALDACCI(RSM) Silvio STEFANELLI(RSM) N4-25 Subaru Impreza WRC STi +2:54.1
42 Scott PEDDER(AUS) Glen WESTON(AUS) N4-26 Mitsubishi Lancer EVO IX +1:56.6
43 Kozue OI(J) Yumiko TOYAMA(J) N4-27 Subaru Impreza WRX STi +0:29.2
44 Mark TAPPER(NZ) Jeff CRESS(NZ) N3-1 Ford Fiesta ST +0:34.5
45 Kayne BARRIE(NZ) Damon MCLACHLAN(NZ) N3-2 Ford Fiesta ST +0:49.8
46 Patrick CHRISTIAN(F) Robert CHRISTIAN(F) N4-28 Mitsubishi Lancer EVO VIII +3:38.0
47 Chris WEST(NZ) Garry COWAN(NZ) N4- 29 Mitsubishi Lancer EVO IX +3:28.0
48 Nathan THOMAS(NZ) Richard KELLY(NZ) N4-30 Mitsubishi Lancer EVO VII +6:01.5
49 Hayden PADDON(NZ) John KENNARD(NZ) N4-31 Mitsubishi Lancer EVO VIII +0:20.2
50 Spyros PAVLIDES(CY) Denis GIRAUDET(F) N4-32 Subaru Impreza WRX STi +0:44.8
51 Piran PIGNEGUY(NZ) Graeme SWAN(NZ) A8-17 Mitsubishi Lancer EVO 6.5 +1:15.9
52 Andre MEIER(NZ) Jason FARMER(NZ) N4-33 Subaru Impreza WRX +0:07.3
53 Dermott MALLEY(NZ) Linzi MALLEY(NZ) N3-3 Ford Fiesta ST +0:33.9
54 John MURRAY(AUS) Ben SEARCY(AUS) N4-34 Subaru Impreza WRX +3:49.9
55 Stepan VOJTECH(CZ) Michal ERNST(CZ) N4-35 Mitsubishi Lancer EVO IX +6:06.3
56 Ken BLOCK(USA) Alex GELSOMINO(I) N4- 36 Subaru Impreza WRX STi +2:28.0
57 Goran FRANCETIC(HR) Marin FRCKO(HR) N4-37 Mitsubishi Lancer EVO VIII +2:32.8
58 Hideaki NAMBA(J) Nobuyoshi HARA(J) N4-38 Subaru Impreza WRX STi +4:21.6
59 Yasuyuki SASAKI(J) Yoshihiro MASUDA(J) A6-1 Honda Civic 3 Door SiR +22:15.4
超ハイスピードグラベルのフィンランドラリーから2週間、今度はWRC最速アベレージのターマックラリーとなるラリー・ドイチェランド。
このラリーは、実はラリージャパンと同じくWRCの中では、比較的新参者なのです。ドイツは、ずっと以前からWRC開催を狙っていたのですが、実はあまりドイツではラリーはメジャーではなかったのです。しかし、関係者の努力が実り、2002年WRC開催が実現したのです。
そして、この年から昨年まで、ポディウムの中央になったドライバーはたった1人しかいません。そのドライバーは、フランス人のセバスチャン・ローブです。彼は、今では完全なオールラウンダーですが、かつてはターマックドライバーと見られていたのです。
今年のラリー・ドイチェランドの見所は、ずばりセバスチャン・ローブの連勝が続くのか止まるのかです。しかし、ローブ本人にしてみれば、ライバルのグロンホルムに水をあけられてしまい、逆転チャンピオンを目指すには絶対に落とせないラリーです。
しかし、ラリーの展開は誰もが予想しなかった形で進行しました。なんと初日、ラリー・リーダーになったのは、かつてローブの僚友でシトロエンのワークスドライバーであった、フランソワ・デュバル! でした。しかも車は、かつてデュバルがワークス時代ドライブした、シトロエン・クサラWRC。きっと、デュバル本人は、自分を浪人の身分に追いやったチーム関係者に強烈にアピールしたかったに違いありませんが、その活躍は十分賞賛に値するものと言えるでしょう。
この展開に、当然WRCのトップ2が黙っているはずがありません。2日目からは、強烈なプッシュを開始し、あっという間にいつものローブ−グロンホルムの争いになってきました。それに、デュバルが必死に食らい付くという展開に、観客も大喜びだったに違いありません。
そして、ドラマは最終SSに待ち構えていました。なんと、強烈にプッシュしていたグロンホルムがオフィシャルの言動と、コース脇にいた牛の群れに気をとられコースオフし、このSS14番手のタイムにまで落ちてしまったのです。その結果、トップの座はローブが守りきり、2002年から守り続けたポディウムを再び確保しました。また、グロンホルムのミスにより2位の座を勝ち取ったのは、殊勲賞のデュバル、グロンホルムは僚友ヒルボネンにまで逆転を許し、4位でフィニッシュしました。
そして、WRCシリーズでもローブが、望みを繋げることができ、この先の展開が益々面白くなりました。
しかし、完走88台とは、すごいラリーですね。
ラリー・ドイチェランド最終順位
Pos Driver/CoDriver Car Time
1 LOEB/ELENA CITROËN 3:27:27.5
2 DUVAL/PIVATO CITROËN +20.3
3 HIRVONEN/LEHTINEN FORD +1:19.1
4 GRÖNHOLM/RAUTIAINEN FORD +1:36.5
5 KOPECKÝ/SCHOVÁNEK SKODA +3:07.1
6 SOLBERG/MILLS SUBARU +3:14.7
7 GARDEMEISTER/HONKANEN CITROËN +3:37.5
8 LATVALA/ANTTILA FORD +5:29.3
9 WILSON/ORR FORD +11:04.2
10 WILKS/PUGH FORD +19:47.8
11 PROKOP/TOMÁNEK CITROËN +24:59.4
12 AAVA/SIKK SUZUKI +25:48.9
13 SOLBERG/MENKERUD FORD +27:02.0
14 RAUTENBACH/SENIOR CITROËN +27:15.3
15 ATKINSON/PREVOT SUBARU +28:22.9
16 AL QASSIMI/BEECH FORD +28:39.6
17 FAHRNER/WENZEL OPEL +28:42.2
18 PONS/AMIGO SUBARU +29:22.8
19 VAN DEN HEUVEL/KOLMAN MITSUBISHI +29:23.2
20 Nicolai BURKART/KÖLBACH CITROËN +29:23.5
21 BAUMSCHLAGER/WICHA MITSUBISHI +31:07.1
22 WEIJS JR/VAN GOOR MITSUBISHI +32:50.2
23 AUER/PETER MITSUBISHI +33:21.0
24 MIKKELSEN/FLOENE FORD +33:38.6
25 BERES/STARY RENAULT +33:49.0
26 VAN ELDIK/GROENEWOUD SUBARU +33:56.4
27 MÖLDER/BECKER SUZUKI +34:21.8
28 MOHE/WALKER RENAULT +36:13.3
29 HACHENBERG/NEIDHÖFER MITSUBISHI +36:43.1
30 BONATO/BOULLOUD CITROËN +38:05.0
31 STEBANI/HEINDLMEIER OPEL +38:15.7
32 PÄRS/JÄRVEOJA SUZUKI +38:20.8
33 VOSSEN/FINDHAMMER MITSUBISHI +38:27.5
34 PINOMÄKI/NIKKOLA RENAULT +38:41.5
35 BRYNILDSEN/GIRAUDET MITSUBISHI +39:20.7
36 HUMAR/CUK CITROËN +40:39.3
37 OTTO/OTTOVA SUBARU +41:52.3
38 GALLAGHER/JENKINS CITROËN +42:06.5
39 WALLENWEIN/ZEITLHOFER SUBARU +42:09.1
40 VAN MERKSTEIJN/BERKHOF FORD +42:38.6
41 ABBRING/SCHOLTALBERS MITSUBISHI +42:40.9
42 GRIOTTI/BOSI RENAULT +42:43.9
43 MYSLIWIETZ/SCHUMACHER HONDA +44:16.8
44 CORAZZA/TONN MITSUBISHI +44:52.6
45 CLARK/SCOTT FORD +45:17.6
46 KUIPERS/MOMBAERTS SUBARU +47:25.5
47 GASSNER/THANNHÄUSER MITSUBISHI +47:37.2
48 JOHANSEN/THOMSEN SUZUKI +48:05.2
49 HOLCZER/ILLYÉS RENAULT +49:02.0
50 RUEDA/ROZADA RENAULT +50:10.8
51 ANGLADE/CLEMENS OPEL +50:55.5
52 MOREE/KAMPHUIS MITSUBISHI +50:58.7
53 SCHRÖDER/JACOB OPEL +52:30.3
54 TOMEK/ZEMAN SKODA +54:46.0
55 AUDIRAC/GAGLIO RENAULT +55:36.4
56 VERKOOIJEN/VLEUGELS SUBARU +56:55.7
57 NIEGEL/KACHEL SUZUKI +57:47.4
58 WOZENCROFT/ANDERSSON SUZUKI +57:55.5
59 SCHAMMEL/JAMOUL CITROËN +58:09.1
60 JONES/VANDEVENNE PEUGEOT +58:17.9
61 FUMAGALLI/CRIVELLARO RENAULT +58:31.2
62 HOLZ/GEIPEL VW +59:21.2
63 DEPPING/ALEXY MITSUBISHI +1:01:24.1
64 PREZELJ/CAR FORD +1:01:27.7
65 LAHURE/SCHREITMÜLLER HONDA +1:02:34.9
66 KESKINEN/HIRVIJÄRVI HONDA +1:04:26.7
67 WALLENWEIN/KOPCZYK FORD +1:04:26.9
68 LIEBEHENSCHEL/PRILLWITZ CITROËN +1:05:00.3
69 DÄMGEN/JUCHMES SUZUKI +1:07:10.4
70 VAN MERKSTEIJN JUN/CHEVAILLIER MITSUBISHI +1:07:10.6
71 BENONI/CANTONI CITROËN +1:12:41.8
72 ROTTER/SÖBKE OPEL +1:13:15.6
73 HERBOLD/ZEMANIK SUZUKI +1:14:22.5
74 SCHMIDT/BAUER SKODA +1:14:40.2
75 KUCUKSARI/ERKAL FORD +1:15:20.3
76 NEUSCHÄFER/RUBE MITSUBISHI +1:15:49.9
77 EICHHÖFER/EICHHÖFER MITSUBISHI +1:22:53.1
78 LAUER/MERGEN CITROËN +1:23:28.7
79 AUQUIER/PIROTTE CITROËN +1:24:49.9
80 KOMLJENOVIC/JEREMIC RENAULT +1:27:16.6
81 EHLHARDT/WALTER OPEL +1:27:19.1
82 VAN IERSEL/VAN DEN EINDE MITSUBISHI +1:27:46.4
83 SCHWINN/RÖHM PEUGEOT +1:33:16.2
84 OTTOSSON/OTTOSSON VW +1:36:02.3
85 WERNER/KIRBERG OPEL +1:36:17.1
86 BARANAUSKAS/CELIESIUS FORD +1:45:26.6
87 HOHLHEIMER/KIPPE FIAT +1:49:39.0
88 ARELLANO/STOCKMAR SUZUKI +1:50:24.4
8月5日、フィンランドでかつては、1000湖ラリーといわれた超高速グラベルで有名なラリー・フィンランドが終了しました。
2007年前半のシーズンを振り返ると、今年デビューしたとは思えない程の速さと安定感をみせたCitroën C4 WRCを駆る、昨年の王者セバスチャン・ローブを信頼性の高いFord Focus RS WRC 06を老練に操る巧者マーカス・グロンホルムが追う展開となり、一時は今年もチャンピオン街道まっしぐらかのような独走状態が続いたが、第6戦イタリアから少しづつ歯車が狂い始めやがて、ポイントでもマーカスに逆転を許すという形になってきたが、まだまだセバスチャンにもチャンスは残っている。
WRCは、2ヶ月のインターバルを置いて北欧で最もラリーの盛んな国フィンランドで開催された。実際に、WRCトップドライバーは、フィンランド出身の人が多く、今回もマーカス・グロンホルムを始めミッコ・ヒルボネン、ラトバラ、ハンニネン等が出場している。ちなみに、○○ネンという姓の選手は、殆どフィンランド出身と言ってもいいだろう。日本で言うと○田さんの田のようなものだろうか?
さて、今回の話題は、何と言ってもフォードのフィンランド人コンビだ。というのは、フォードチームは、この2ヶ月の間テストを繰り返し、満を持してFOCUS RS WRC07 をデビューさせてきたのだ。かつては、デビュー戦で優勝することは、信頼性の問題で非常に困難となっていたが、最近では Citroënなどデビュー戦でいきなり優勝することもめずらしくなくなってきている上に、今年乗りに乗っているFORDのフィンランド人コンビが、母国開催のWRCでどのような活躍をするか、注目された。ちなみに、このフィンランドラリーは、最近まで北欧3国のドライバーしか勝てないとされていたラリーであり地元有利であることは間違いない。
そして、結果はというと予想通りというか、地元フィンランド人の期待通り見事序盤からトップの座を譲ることなくFORD FOCUS RS WRC07がデビューウィンを飾り、昨年の王者セバスチャン・ローブは3戦連続で優勝を逃した。
それから、リザルトを見ると、完走が70台もいて非常に完走率の高い(それだけ路面が良いのか?)のが印象に残りました。また、もう1人期待されていたスバルのペター・ソルベルグは、結果をだせず、リタイヤに終わりましたが、その分セカンドドライバーのクリス・アトキンソンが4位に入る健闘を見せました。その他、プライベートの三菱ランサーWRCも7位入賞を果たしました。
実は、個人的に私は、もう一つ注目していることがありました。私の所属するクラブの会長が、レーシングカートで大活躍している中学生の孫(実は、現在の全日本ラリー選手権ランキングトップ選手の息子であったりもする)と共に、フィンランドラリーを観戦しているのだ。是非、この世界一エキサイティングなスピードラリーを生で見てラリーに目覚めてもらいたいものですが、さてどうなるか帰国後の感想が楽しみです。
Rally Finland 2007 結果
順位 車番 Driver/Co-Driver Car Group Class Total Time
1. 3 M.GRONHOLM(FIN)/T.RAUTIAINEN(FIN) Ford Focus RS WRC 07 A8 2:57:26.1
2. 4 M.HIRVONEN(FIN)/J.LEHTINEN(FIN) Ford Focus RS WRC 07 A8 2:57:50.3
3. 1 S.LOEB(F)/D.ELENA(MC) Citroen C4 WRC A8 2:58:36.0
4. 8 C.ATKINSON(AUS)/S.PREVOT(B) Subaru Impreza WRC 2006 A8 3:00:28.9
5. 10 H.SOLBERG(N)/C.MENKERUD(N) Ford Focus RS WRC 06 A8 3:01:55.5
6. 17 X.PONS(E)/X.AMIGO(E) Subaru Impreza WRC A8 3:04:26.6
7. 20 U.AAVA(EE)/K.SIKK(EE) Mitsubishi Lancer WRC A8 3:05:05.7
8. 19 M.OSTBERG(N)/O.KRISTIAN UNNERUD(N) Subaru Impreza WRC S10 A8 3:06:58.0
9. 21 G.WILKS(GB)/P.PUGH(GB) Ford Focus WRC 05 A8 3:07:05.5
10. 16 M.WILSON(GB)/M.ORR(GB) Ford Focus RS WRC 06 A8 3:08:39.5
WRCは、6月3日に閉幕したアクロポリスラリーから、8月3日に開幕する、かつて1000湖ラリーといわれていたフィンランドラリーまで2ヶ月のインターバルが開きます。
ヨーロッパは、この時期とても日が長く北欧では白夜が続き1日中明るく、ロンドン、パリといった人口の多い地域でも22時ぐらいまで太陽が出ていますので、生活していると1日が2日分ぐらいに感じてしまいます。
ですから、この時期多くの人たちは、バカンスと称して1ヶ月以上の長期休暇を取るのが普通で、フィンランドラリーも多くの避暑を目的としたバカンス客で賑わうことでしょう。
一般の方はバカンス休暇でも、WRCに参加するチームは、この時期シーズン中の絶好のテストの機会ですからある意味重要な時期でもあります。
また、WRCを統括する組織であるFIAも例年この時期に、ルール改正の検討をすることが通例になっています。
そして、6月27日に2009年以降のWRCのルール改正の内容が発表されました。主なポイントは2点、WRCの開催数の削減と車両規則の改正です。
2009年から、現在16戦あるWRCが12戦に削減されるのです。つまり4つのラリーはカレンダーから消えてしまいます。そればかりか新たに開催を希望している国もたくさんあり、概ね20カ国の中から12戦が選ばれるそうです。この場合、歴史的なイベントとマーケティング的に重要な国は、エリートイベントとして毎年開催が認められますが、それ以外は隔年開催になる可能性が高いそうです。
そこで、ラリージャパンです。まず、歴史的なイベントでないことは確実なので、マーケティング的に重要かという点とオーガナイズ面でしっかりしているかが、評価の対象となると思われます。
つまり、今年のラリージャパンの成否が、将来日本にWRCが定着できるかどうかが試される重要なターニングポイントになるのです。毎回WRCには、オブザーバーといわれる人たちが採点に来ています。ここで、高得点を得られるかどうかが、ラリージャパンの運命を左右するといっても過言ではありません。
私も、そのラリージャパンにスタッフで参加しますが、このことを肝に銘じて仕事に取り組みたいと思います。
一方、車両規則は2012年からWRカーのベースが、現在のメーカーしか製作できないワンオフの車両から、グループNまたはヨーロッパで人気の高まりつつあるS2000をベースに、コストを現在の半分程度に削減されることになりそうです。
このルール改正は、多くのマニファクチャラーが歓迎しており、近い将来かつてのように多くのメーカーが参加するWRCが復活する可能性もありそうなので、期待したいと思います。
詳しい内容は、AUTOSPORT WEBをご覧ください。(無料の会員登録が必要です)
http://news2.as-web.jp/contents/news_page3.php?news_no=11665&cno=51&b6Ec=1